【VRの歴史】HMDの開発~現在のVRブームまでの流れがわかる

「VRって、どうやってはじまったの?」

VRとVRゴーグルの歴史が気になったアナタに。

VRの歴史をざっくり、わかりやすくお教えします。

サクッと読んでおくと、ドヤ顔で話せる時がくるかもしれませんよ。

 
さい
VR歴長い僕がお伝えするよ!

【VRの歴史】HMDの開発~現在のVRブームまでの流れがわかる

【VRの歴史】HMDの開発~現在のVRブームまでの流れがわかる!

この記事でわかること

  • VRゴーグル・HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)の歴史
  • VRという言葉の誕生
  • 現在のVRブームへ

【VRの歴史】世界初のVR HMD(VRゴーグル)誕生

【VRの歴史】世界初のVR HMD(VRゴーグル)誕生

1968年。世界初のヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)は、科学者アイバン・サザンランドによって作り出されました。

彼は作り出したHMDで研究をしていました。

ヘリコプターにのせたカメラの映像を、パイロットが付けたHMDに映し出す、というものでした。

その時です。偶然、カメラに向かってボールが飛んできました。それを見たパイロットが、思わずのけぞったのです。

サザンランドはここで思いつきました。「実際の映像じゃなく、CGを映してみてはどうだろう」

そうして、コンピュータとHMDをつなぎ、CGを映し出す世界初のVRシステム『the sword of Damoclesダモクレスの剣)』が生み出されました。1968年のことでした。

【VRの歴史】VRという呼び方で統一される

【VRの歴史】VRという呼び方で統一される

その後、1989年のこと。

科学者ジャロン・ラニアーによって、はじめて『VR(Virtual Reality)』という言葉が使われました。

翌年1990年。

マサチューセッツ工科大学が中心となり、研究者を集めた会議が開かれました。

それまで別々の呼ばれ方をしていた、同じ領域の研究を『VR』として統一したのです。

1990年代に、第一次VRブームが起こりました。

1995年、任天堂がHMD『バーチャルボーイ』を発売。

1996年、SONYがHMD『グラストロン』を発売。

同じ年、タカラがHMD『ダイノバイザー』を発売。

次々にVR機器が発売されましたが、その当時は大きな話題にはなりませんでした。

【VRの歴史】そしてVR元年へ

【VRの歴史】そしてVR元年へ

あらゆるHMDを買い集め、新たなHMDを自分の手で作り出そうとした人物がいました。

現・Oculus社の創業者、パルマー・ラッキーです。

彼はクラウドファンディングで資金を集めました。

天才プログラマーたちとの出会いもあり、いままでにない没入感のHMDを作り出しました。

同じ時期、台湾のHTC社からも高性能なHMD『HTC VIVE』が発売されました。

さらに、SONYからも『PlayStation VR』が発売されました。

今までとは比べ物にならない、高性能なHMDが相次いで登場したことによって、再びVRが注目を浴びます。

これが2016年のことでした。この年がVR元年と呼ばれています。

【VRの歴史】MetaQuest2の発売でお茶の間へ普及し始めた

【VRの歴史】OculusQuest2の発売!VR2年へ

それから、徐々にVR人口が増えてく中。

2020年の10月に、Facebook傘下となったOculus社より、VRゴーグル【Meta(Oculus)Quest2】が発売されました。

価格は3万円台。これ一台で手軽にVRを楽しめる、VRゴーグルの決定版です。

初めて日本の家電量販店で展開された、ということもあってVR人口は飛躍的に増えています。

VR界隈では「VR元年が終わって、VR2年がはじまった」という人も多いです。

【MetaQuest】については、こちらにくわしくまとめています↓

>>>【Meta Quest】 できること・使い方 まとめページ

今後、どんどんVR人口も増えて、新しいVRゴーグルも作られていきます。

どんな歴史が続いてゆくのか、リアルでもバーチャル内でも、見ていきましょう。

他、バーチャル分野の【過去と未来】についてもまとめています↓

>>>VRによる未来展望・未来予測まとめページ