最高にオススメな【日本の映画】邦画ランキングTOP30《厳選》

「日本映画を見るのにハマってるんだけど、なんかいい日本映画ないかなぁ？」

そんなアナタに。オススメな【日本映画】をランキングTOP30にしてお伝えします。

最近の日本映画は、繊細で素晴らしい心理描写のオンパレード。動画配信サービス見るときの参考にどうぞ。

最高にオススメな【日本の映画】邦画ランキングTOP30

先にランキング発表しますね。以下の通りです↓

1. 桐島、部活やめるってよ
2. あのこは貴族
3. 愛のむきだし
4. 恋人たち
5. 勝手にふるえてろ
6. 花束みたいな恋をした
7. ミッドナイトスワン
8. 街の上で
9. おくりびと
10. 告白
11. ドライブ・マイ・カー
12. 永遠の0
13. キッズリターン
14. そして父になる
15. ひゃくはち
16. 何者
17. WOOD JOB! 〜 神去なあなあ日常〜
18. 蜜蜂と遠雷
19. 葛城事件
20. 空白
21. きみはいい子
22. 川の底からこんにちは
23. 冷たい熱帯魚
24. カメラを止めるな
25. CURE
26. 容疑者Xの献身
27. 岬の兄弟
28. 宮本から君へ
29. 十三人の刺客
30. たそがれ清兵衛

アニメを抜かした日本映画では現時点でこんな感じ。

好みでつけたランキングなので、あまり順位は関係なくどれも素晴らしい傑作です。

以下に寸評など書いてみます。評価基準として「どこが良かったのか」わかりやすいよう、以下の評価パラメータも付けてお伝えします↓

• 面白い　ストーリーの面白さや、笑える要素
• キャラ　人物・キャラクター・演技の魅力
• 感動　胸を打つものがあるか
• 美しい　映画としての映像美やストーリーロジックの美しさ
• 総合　まとめ総合評価

ではいってみましょう。

1.桐島、部活やめるってよ

高校生活を送った人なら誰もが胸に刺さる映画。

説明などなく、映像で見せる感じも完璧。すごすぎるのでコチラで長文レビュー書いてます↓

＞＞＞絶賛映画【桐島、部活やめるってよ】感想レビュー

2.あのこは貴族

映像の情報量がものすごく多い映画。「上流階級」ではなくとも、僕らと同じように縛られた姿に感情移入せずにはいられない。

そこから一歩踏み出してささやかな選択をするラストが、音楽と相まって忘れられない作品になりました。

いま生きてる世界がちょっとだけ美しく見えてくるのでオススメです。特に女性にオススメ。

3.愛のむきだし

第3位、園子温監督作品『愛のむきだし』。この時期の園子音作品は無敵。

いろいろと荒いのに、「面白かったらそんなことはどうでもよくなるんだなー」とわかります。

上下巻あって長いのに、一切ダレることなく最後まで突っ走る。エネルギーが爆発してる感じに謎の感動を覚える傑作です。

4.恋人たち

想像力が欠けたまま人と接していることをつきつけられる作品。

見たことのない俳優さんだらけなんですが、出てくる人みんなすごい。

ギリギリのところで生きてる人々の姿が胸に刺さります。

5.勝手にふるえてろ

第5位は松岡茉優の初主演映画『勝手にふるえてろ』。原作は綿矢りさ。

好きにならずにはいられないヒロインのキャラ。変な趣味に走ってる姿に、共感する人も多いんじゃないでしょうか。

偏屈なタイプが恋に落ちると経験することになる胸の痛み。「これは私の話だ！」と感じる人が多いのもうなずけます。

あとなんつっても主演の松岡茉優が最高。

6.花束みたいな恋をした

女子高生向けの恋愛映画と思ったら大まちがい。痛いとこついてくるビターな映画でした。

キャラ設定、細かいところまで作り込みがスゴすぎる。

うまいこといかないけど、のみこんで人は生きてゆくんだなぁ.。

7.ミッドナイトスワン

草彅剛主演の『ミッドナイトスワン』。

これまでにトランスジェンダーをテーマにした作品で好きなのなかったんだが、これはめちゃめちゃ良かった。

ものすごく理解できる痛みだったし、なにより美しい映画だった。音楽のピアノも合っててものすごく美しい。

8.街の上で

東京の街に生きてる感じが味わえる『街の上で』。

主演の若葉竜也さんは『葛城事件』といい『AWAKE』といい、良い映画ばっか出てますね。

ほのぼのと笑えるんだけど、見終わった後に謎の多幸感に包まれる不思議な映画。

都会で暮らしたことがある人にぜひ観てもらいたい。

9.おくりびと

地元の山形県で撮影された映画なので推したい『おくりびと』。

「納棺師」の話なので、ここまで『死』を真正面から扱った映画もそうそうないですね。

「石文」という言葉のない表現方法もしみる。

心に残る一本。ひいき目ナシに良い映画。

10.告白

湊かなえ原作のベストセラーを中島哲也監督で映画化した『告白』。

中島監督の映画は、見ればすぐにわかるぐらいクセが強い。個人的にはあまり好きじゃないけど、『告白』とはめちゃめちゃ相性が良かった。

高校生活のカオスな感じやストーリーの急展開に、演出のスピード感がバチッとハマっていた。

ハッピーなラストじゃないのに、見事すぎて爽快感すら感じた。

11.ドライブ・マイ・カー

アカデミー脚本賞受賞作ってことで観ましたが、マジ脚本すごすぎますね。

込められた映画論まで一体となって、異次元を感じられました。

主人公たちのようなトラウマを抱えてないのでそこまで共感はできなかったですが…ものすごいクオリティの映画なのは間違いない。

12.永遠の0

戦争についてどうこう言う気はナシ。ただ単にエンターテインメント作品として面白い。

時代小説のような忍ぶ姿が胸を打ちますね。

13.キッズリターン

北野武監督の名作。

なんかすごく「青春」って感じがたまらなく良い。たまにボーッと観たくなる映画。

14.そして父になる

是枝監督の作品『そして父になる』。

日本の家族を撮らせたらピカイチな監督ですよね。

毎回、子役がすごすぎる。別の映画で橋本環奈が子供時代に出演してる『奇跡』とかもめちゃめちゃ良いです。

カンヌ受賞した『万引き家族』よりも、よくわかる感情で共感があるこっちを推す。

15.ひゃくはち

高校野球の物語なら「ピッチャー」か「4番バッター」を主役にしたくなるもんだと思いますが。この『ひゃくはち』は。補欠の2人が主人公。

しかもベンチ入りできるかのギリギリで争ってる補欠。この設定の原作小説を映画化するだけでもスタンディングオベーションですよ。で、しっかり面白いんだこれが。

高校野球ファンには絶対に観てほしい1本。

16.何者

朝井リョウ原作の直木賞受賞作を映画化した「何者」。

就活する学生たち。「何者でもない僕ら」の物語。

SNSを使う僕ら世代にはよくわかる普遍的な内容。『桐島、部活やめるってよ』と並べたいくらい良いですよこの映画。

17.WOOD JOB! 〜 神去なあなあ日常〜

『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖監督の作品。原作は三浦しおん。

林業を扱った作品というだけで珍しくて良い感じ。林業のイメージからして地味なストーリーになりそうなものですが、テンポ良くポイントが盛り込まれていて面白い。

田舎暮らしの人にオススメな一本。

18.蜜蜂と遠雷

ピアニストたちの美しい世界。

「才能」という言葉を軽々しく使うのは好きじゃないですが、そーゆーやつです。

天才たちの見る景色が垣間見える。

19.葛城事件

実際にあった事件をもとにした赤堀雅秋監督の作品『葛城事件』。

家族という地獄。

胸クソ映画なのは間違いないけど、ものすごく質が高い。天下一品のブラックコメディ。ひどすぎて笑ってしまった。でも笑った後の虚しさ、やるせなさが尾を引く。

20.空白

吉田恵輔監督の『空白』。

とある事故の真相が、わからないまま空白になっている。現実の世界も「何が良くて何が悪かったか」なんてことはハッキリわからないので、白黒つけられない話は共感する。

やるせない状況の中で、思ってもみない行動が出てきたり、何の気なしに言われた言葉が救いになったり。そういったことってあるよね。

吉田恵輔監督の作品は『ヒメアノール』や『愛しのアイリーン』もオススメ。

21.きみはいい子

ただでさえ胸が痛い話なのにハイクオリティでさらに胸が痛い。

映画『子宮に沈める』みたいな作品も含めて、ジブリくらいテレビで流して欲しい作品。

22.川の底からこんにちは

満島ひかり主演『川の底からこんにちは』。コメディだけどパンクな映画。

歌も吹っ切れて開き直った感じがサイコー。

ちょくちょく出てくる漁師夫婦がクセになる。スピンオフで主役にしてもらいたい。

23.冷たい熱帯魚

園子温監督の名を知らしめた代表作。

【オススメのホラー・スプラッター映画】編につづきランクイン。

日本映画でも「ここまでやるんだ」っていう、一線を超えた感じがやっぱすごかったなと。これが実話を元にした話だっていうんだから恐ろしすぎますね。

いまだに引き合いに出されるぐらい衝撃作だったし、でんでんさんのイメージは消せない。磁場がゆがんで地獄が口を開いたような長尺ワンカットも忘れられません。

24.カメラを止めるな！

初めて見た時、「おおーそういう話なのか！」って感動がありましたよね。

設定を思いつくのもすごいけど、実際に撮る情熱。

25.CURE

黒沢清監督の代表作『CURE』。

【オススメのホラー・スプラッター映画】編には入れなかったけど、怖い。精神を侵食される感覚になるサイコサスペンス。

何言ってるんだか混乱する話し方、イイ。画面の説得力もえげつない。

黒沢清監督だと『クリーピー　偽りの隣人』もいいですね。今度もたくさんサイコな映画を撮ってほしい。

26.容疑者Xの献身

正直、テレビドラマの『ガリレオ』シリーズはテレビノリの軽さでつまらなかったんだが、『容疑者Xの献身』は良かった。

孤独になる宿命を背負った異端者の話に弱い。

独房の壁に四色問題が鮮やかに広がってくシーンとか、原作にはないアレンジみたいじゃないですか。映像化ならではの表現があるのは素晴らしいですね。

27.岬の兄弟

限界ラインを超えちゃってるような映画はそれだけで見る価値ある。なので『岬の兄弟』も高評価になるのは当然。

身近な日本社会の中にエグい世界へ踏み込んでてフレッシュだった。

あの悪ガキ撃退法は機会があればやってみたい。

28.宮本から君へ

主演二人のぶつかり合いがすごい。観終わると生命エネルギーが湧いてくるような感覚をおぼえる映画。

新井英樹マンガの映画化作品は『愛しのアイリーン』も良作だったし、いつか『ザ・ワールド・イズ・マイン』や『キーチ！』の実写化も期待したい。

29.十三人の刺客

この三池崇史という監督は「当たり外れの多い監督だなぁ」って感じなんだが、これは大当り。

鬼畜な若殿を演じる稲垣吾郎が最高。あと途中の恨みを持つ女の人が怖すぎ。

最高の悪役だからこその「ぶったおせ」感情がMAX。

30.たそがれ清兵衛

原作の藤沢周平がモロ地元の出身でして。地元推しその2。

『たそがれ清兵衛』以外の藤沢周平映画化作品も良き。ストーリーも感情もわかりやすいので良いですね。

見てぜひ藤沢周平記念館に来てください。

最高にオススメな【日本の映画】まとめ

というわけで邦画ランキングTOP30でしたが、最近の日本映画はクオリティ高くてヤバいですね。

ヒューマンドラマ系の映画は心理描写が極まってる感ある。「感動しました！」みたいなCMしてない映画ならだいたいアタリなんじゃないでしょうか。

最近の作品もいいけど、古い映画なら以下のような名作・怪作もいいですね。

• 『はるかなる山の呼び声』
• 『竜二』
• 『狂い咲きサンダーロード』
• 『ゆきゆきて神軍』
• あと映画じゃないけどドラマは『北の国から』が最高

まだ未視聴の作品でランクインしてきそうなのは、『さがす』『佐々木、イン、マイマイン』『アルプススタンドのはしの方』が気になるところです。期待。

今後も心に残る日本映画、楽しみにお待ちしております。

今回は邦画でしたが、【ホラー・スプラッター映画】のランキングもコチラにまとめています↓

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