どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
「VRって、地方でどう使えるかなぁ?」
そんなことを考えているアナタに。今回はVRをどう地方に活かすか、についてお伝えします。
VRで町おこしや「地方創生に役立てよう」という活動は、すでに多く行われています。
でも内容を見ると「観光スポットを360°で見れる」とか、その程度のものがほとんどです。
おそらく行政などのグループでこういうことをやろうとすると、凡庸なものになりがちですね。
そこで、ひとりの個人の方を紹介したいと思います。
VRで地方創生!【VR蕎麦屋】に学ぶ《VRを田舎暮らしに活かすには》
![VRで町おこし・地方創生?【VR蕎麦屋】に学ぶ《VRを田舎暮らしに活かすには》](https://www.virtual-saisai.com/wp-content/uploads/china-54e2d74042_640.jpg)
この記事でわかること
- 【VR蕎麦屋タナベ】さんについて
- 【VR蕎麦屋タナベ】のヒントから、どうVRを現実に活かすか
- 【VR農家】なんてどうでしょう
そば屋がVRやってるって?【VR蕎麦屋タナベ】さん
東京の本郷にある、「手打そば 田奈部」。
上品で落ち着いた店構えのそば屋さんですが、ここの店主はVR界で有名な方です。
VR内の仮想空間でいろいろな人とコミュニケーションできるSNS【VRChat】。
そこで、店主のタナベさんは様々な映像や仮想空間(ワールド)を作っています。
もともと、映画制作にあったそうで。遊びで動画などを制作しはじめたそうです。
そのうちVR内にて「そば屋がVRやってる」という異色の組み合わせが話題になり。
で。それがバーチャル上だけじゃなく「リアルにお店がある」。
しかも「SNSにアップされた“鴨せいろそば”が美味しそう」ということで。
VRChatユーザーがお店に来て「鴨せいろ」を注文するようになっていった、というわけで。
【VR蕎麦屋タナベ】がどんどん知られていくようになりました。
(VRChatを通して、店員の面接などもしたことがあるそうです!)
以上が【VR蕎麦屋タナベ】のざっくりとしたストーリーです。
この一例には、大きなヒントがあると感じます。
地方で【VR農業・VR農家】なんてどうでしょう
![地方で【VR農業・VR農家】なんてどうでしょう](https://www.virtual-saisai.com/wp-content/uploads/photo-1502285254372-2cb4d1b0993b.jpg)
例えば。地方の農家が、VR農家をやってみたらどうでしょう。
VRの仮想空間に、畑のワールドを作る。
そこに多少のゲーム性も加えて、収穫できるようにする。
イベントを開催して、VR農業体験をしたっていい。
野菜づくりのコツを、セミナー開いたっていい。
わざわざリアルな畑に出向かなくても、自分の部屋から受講できる。
知り合いじゃなくても、対面しなくても、興味がある人は誰でも。気軽に参加できる。
そしてそのVR農場で作った作物として、リアルな作物を現実で売り出す。
直売所などで「この人が生産者です」とアバターの写真付きで。
いままで「リアル」でやっていたことを、「バーチャル」でやる。
今のVRではまだ、これだけで、先駆者になれるのです。
「リアルな農家」ではない「バーチャルな農家」という異色な点に、圧倒的な宣伝効果がある。
これはまだ誰もやっていない。おそらくそのうち始める人が出てくるでしょう。
そしてこういうものは、一番初めにやったもん勝ちで。後からやっても意味がない。
もし地方で農業をやっていて、しかも「VRに興味がある」という方がいれば、やってみるといいんじゃないでしょうか。
例えばの話として「農家」をあげましたが、いろんな視点で見れば、いろいろなアイデアが出てくると思います。
VRは、単なるゲームではありません。
新たな交流をもたらすコミュニケーションツールでもあり、新たな能力を得られるシュミレータでもあります。
自分の専門分野を持っている人が、VRの可能性を見たとき。
さまざまなアイデアやチャンスが生まれてくるでしょう。
「バーチャルをどうリアルに活かすか」
これを考えながら、今後もVR・XRを調査していきたいと思います。
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>>>【バーチャルを学ぼう】未来を生き残るための知識を得よう《最新情報・本・過去と未来》
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